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Apache Doris のバージョン規則とバージョンの選択

このドキュメントでは、Apache Doris のバージョン番号の意味、アップグレードとダウングレードの互換性ポリシー、および CPU アーキテクチャに応じたバイナリの選択方法を説明します。

バージョン番号の規則​

Apache Doris は、X.Y.Z という三部構成のバージョン番号を使用します。各部分の意味、一般的な変更内容、リリース間隔は次のとおりです。

位置名称意味リリース間隔
Xメジャー主要機能のリリース、またはアーキテクチャのアップグレード毎年
Yマイナー重要な機能、パフォーマンスの最適化、または必要なメタデータ/データ形式の変更四半期ごと
Zパッチバグ修正、パフォーマンスの最適化、小規模な機能の更新通常 2~4 週間ごと

バージョンのアップグレードとダウングレード​

アップグレードの種類前方互換性(旧 → 新)後方互換性(新 → 旧)推奨事項
メジャー(X)互換性あり保証されないアップグレード前にデータをバックアップする
マイナー(Y)互換性あり保証されないアップグレード前にデータをバックアップする
パッチ(Z)互換性あり互換性ありデータの互換性を懸念せず、直接アップグレードまたはダウングレードできる

メジャー(X)およびマイナー(Y)バージョンのアップグレードでは、メタデータやデータ形式が変更される場合があります。Apache Doris は、これらの変更について前方互換性(古いバージョンから新しいバージョンへのアップグレード)を保証しますが、後方互換性(新しいバージョンから古いバージョンへのダウングレード)は保証しません。パッチ(Z)バージョンは、アップグレードとダウングレードの両方に対応しています。

バージョンの選び方​

Apache Doris チームは主に、Latest と Stable のラベルが付いた直近の二つのバージョンブランチを保守しています。

ラベル内容適した場面
Latest最新の機能、最適化、バグ修正新機能の試用、POC の検証、パフォーマンステスト、本番導入前の環境
Stable継続的なバグ修正と、より高い安定性本番環境

CPU モデルとバイナリのバージョン​

Apache Doris は、CPU アーキテクチャと命令セットに応じた三種類のバイナリを提供しています。

バイナリ名対応する CPU説明
x64(avx2)AVX2 命令セットをサポートする x86_64 CPU標準の推奨版で、パフォーマンスが最も高い
x64(no avx2)AVX2 命令セットをサポートしない x86_64 CPU旧世代の x86_64 プロセッサ向け
ARM64ARM ベースの CPUARM サーバー向け(Kunpeng、Graviton など)
ヒント

CPU が AVX2 命令セットをサポートしているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

cat /proc/cpuinfo | grep avx2

出力があれば、その CPU は AVX2 をサポートしており、x64(avx2) バイナリを選択できます。

よくある質問​

質問:2.0.x から 1.2.x に直接ダウングレードできますか?

いいえ。メジャーまたはマイナーバージョンをまたぐダウングレードでは、メタデータとデータ形式の互換性が保証されません。メジャーまたはマイナーバージョンをアップグレードする前に、必ず完全なバックアップを取得してください。

質問:パッチバージョンは、途中のバージョンを飛ばして(たとえば 2.0.1 から直接 2.0.5 に)アップグレードできますか?

はい。パッチバージョンは前方互換性と後方互換性を維持するため、アップグレード時もダウングレード時も途中のバージョンを飛ばせます。

質問:Latest と Stable のどちらを選べばよいですか?

本番環境では、Stable を優先してください。評価や新機能の試用には、Latest を選んでください。