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分散トレース分析
トレースは、オブザーバビリティデータを構成する三つの柱の一つです。リクエストの実行全体を追跡し、各サービス内の実行区間であるスパンと、その呼び出し関係から構成されます。トレースは、分散システムにおけるリクエストの性能や異常を分析するうえで欠かせません。
Traces ページでトレースを分析できます。関心のあるトレース(実行時間の長いものなど)を見つけ、特定のトレースを可視化して、そのスパンを詳しく調べます。
以下に示すように、Traces ページは四つのエリアで構成されます。
- データ選択エリア(上部): トレースのデータソース(Datasource、Database、Table)、時刻フィールド、期間を選択します。
- フィルターエリア(左側): Service、Operation、Tags、Duration でトレースを絞り込みます。
- トレース分布エリア(右上): 条件に一致するトレースの散布図です。横軸はトレースの開始時刻、縦軸はトレースの継続時間、バブルの大きさはトレース内のスパン数を表します。散布図から、実行時間が長いトレースやスパン数の多い大規模なトレースをすばやく見つけられます。バブルをクリックすると、そのトレースの詳細がウォーターフォールチャートで表示されます。
- トレース一覧エリア(右下): 条件に一致するトレースの一覧で、サービス、オペレーション、trace_id、トレースの継続時間、スパン数などを表示します。既定の並び順
Most Recentでは、開始時刻の降順で新しいトレースから表示されます。継続時間が長い順・短い順、スパン数が多い順・少ない順にも切り替えられます。

トレースをクリックすると、詳細情報を含む Trace Panel が開き、トレース内のスパンをさらに分析できます。
- トレースの呼び出しチェーンのミニマップとウォーターフォールチャートで、各スパンの実行区間と呼び出し関係を確認します。
- スパンをクリックすると、その開始時刻、継続時間、Span Attributes と Resource Attributes を含むコンテキスト情報を表示します。
- Span Filter をクリックして、Service Name、Span Name、Duration、Tags などでスパンを絞り込みます。

よく使うフィルターの例
サービスで絞り込む
Service = frontend-web
指定したサービスが生成したトレースをすばやく確認できます。

オペレーションで絞り込む
Operation = HTTP POST
特定のエンドポイントやリクエストの種類を探すときに役立ちます。

タグで絞り込む
upstream_cluster.name="flagservice"
スパン属性を絞り込むには、logfmt key=value 構文を使用します。

継続時間で絞り込む
Min Duration = 100ms ``Max Duration = 1.2s
遅いリクエストをすばやく特定できます。

並べ替えとページ分割
トレース一覧では、次の並べ替えオプションを使用できます。
- Most Recent
- Longest / Shortest Duration
- Most / Fewest Spans
ページ単位での閲覧にも対応しています。
