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ADD BACKEND

説明​

ADD BACKEND は、Doris クラスターに一つ以上の BE ノードを追加するために使用します。このコマンドでは、新しい BE ノードのホストとポートを指定できるほか、ノードの動作を設定するためのプロパティを任意で指定できます。

構文​

ALTER SYSTEM ADD BACKEND "<host>:<heartbeat_port>"[,"<host>:<heartbeat_port>" [, ...]] [PROPERTIES ("<key>"="<value>" [, ...] )]

必須パラメータ​

1.

BE ノードのホスト名または IP アドレスを指定します。

2. <heartbeat_port>

BE ノードのハートビートポートを指定します。デフォルトは 9050 です。

オプションパラメータ​

1. PROPERTIES ("<key>"="<value>" [, ... ] )

BE ノードの追加プロパティを定義するキーと値のペアです。追加する BE の設定をカスタマイズできます。指定できるプロパティは次のとおりです。

  • tag.location: ストレージとコンピュートの統合モードで、BE ノードが属するリソースグループを指定します。
  • tag.compute_group_name: ストレージとコンピュートの分離モードで、BE ノードが属するコンピュートグループを指定します。
  • tag.public_endpoint: 外部アクセス用の BE ノードのパブリックエンドポイントを指定します(例: 11.10.20.12:8010)。通常は、外部ユーザーのアクセスに使用するロードバランサーのドメイン名またはパブリック IP です。
  • tag.private_endpoint: プライベートネットワークからのアクセスに使用する BE ノードのプライベートエンドポイントを指定します(例: 10.10.10.9:8020)。通常は、クラスター内の VPC 内部アクセスや Kubernetes Service の IP に使用します。

アクセス制御要件​

この SQL を実行するユーザーには、少なくとも次の権限が必要です。

権限オブジェクト備考
NODE_PRIV

使用上の注意​

  1. 新しい BE ノードを追加する前に、そのノードが正しく設定され、稼働していることを確認してください。
  2. リソースグループを使用すると、クラスター内の BE ノードを管理、整理しやすくなります。
  3. 複数の BE ノードを追加する場合は、一つのコマンドで指定すると効率的です。
  4. BE ノードを追加した後は、SHOW BACKENDS を使用して、追加が成功し、ノードが正常な状態にあることを確認してください。
  5. クラスターの可用性と耐障害性を高めるため、異なる物理的な場所やラックに BE ノードを配置することを検討してください。
  6. 新しく追加した BE ノードが適切に利用されるように、クラスター内の負荷を定期的に確認し、分散してください。

例​

  1. 追加プロパティを指定せずに BE ノードを追加する

    ALTER SYSTEM ADD BACKEND "192.168.0.1:9050,192.168.0.2:9050";

    このコマンドは、クラスターに次の二つの BE ノードを追加します。

    • 192.168.0.1、ポート 9050
    • 192.168.0.2、ポート 9050 追加プロパティを指定していないため、デフォルト設定が適用されます。
  2. ストレージとコンピュートの統合モードで、指定したリソースグループに BE ノードを追加する

    ALTER SYSTEM ADD BACKEND "doris-be01:9050" PROPERTIES ("tag.location" = "groupb");

    このコマンドは、クラスター内のリソースグループ groupb に一つの BE ノード(ホスト名 doris-be01、ポート 9050)を追加します。

  3. ストレージとコンピュートの分離モードで、指定したコンピュートグループに BE ノードを追加する

    ALTER SYSTEM ADD BACKEND "192.168.0.3:9050" PROPERTIES ("tag.compute_group_name" = "cloud_groupc");

    このコマンドは、クラスター内のコンピュートグループ cloud_groupc に一つの BE ノード(IP アドレス 192.168.0.3、ポート 9050)を追加します。

  4. 複雑なネットワーク環境向けにパブリックエンドポイントとプライベートエンドポイントを設定して BE ノードを追加する

    ALTER SYSTEM ADD BACKEND "192.168.1.1:9050" PROPERTIES (
    "tag.public_endpoint" = "11.10.20.12:8010",
    "tag.private_endpoint" = "10.10.10.9:8020"
    );

    このコマンドは、複数のネットワークエンドポイントを持つ BE ノードを追加します。

    • 192.168.1.1:9050: クラスター内の通信に使用する内部アドレス(be_host)
    • 11.10.20.12:8010: ロードバランサー経由の外部ユーザーアクセスに使用するパブリックエンドポイント
    • 10.10.10.9:8020: VPC 内部または Kubernetes のクラスター間アクセスに使用するプライベートエンドポイント

    この設定は、BE ノードに異なるネットワーク環境からアクセスする必要があるクラウド環境や Kubernetes クラスターで役立ちます。詳細は、複雑なネットワーク環境での Stream Loadを参照してください。